なぜ、早寝早起きが良いのでしょうか?その2つの理由は

古のころから日本では「早寝早起きは三文の得」といわれてきました。生活の知恵から生まれたこの言葉には、科学的な根拠があることが近年の研究で明らかになっています。

 

①睡眠ホルモンであるメラトニンが体内に発生するのは、朝目覚めてから15時間後です。

 

つまり寝坊するとメラトニン発生のスイッチオンとなるタイミングが遅れます。また、発生する時刻は午後10時~午前2時と決まっています。

 

このため熟睡するためには早寝早起きが不可欠なのです。


②免疫細胞の司令塔であるT細胞は胸腺で訓練を受けます。

メラトニンはこの胸腺の働きを強化します。

 

つまり、メラトニン発生により、胸腺の機能が強化され、T細胞が増殖することで体内の免疫力は大幅に向上します。

 

メラトニンを発生させるためにもう一つ大切なことがあります。それは真っ暗な状態で眠ることです。目に光が入ると睡眠ホルモンのメラトニンの発生が抑制されます。

 

熟睡するためには、真っ暗な寝室で午後10時には就寝し、午前6時には起きることが大切です。