食べすぎると、消化するために消化酵素が大量消費されます。
この結果、代謝するための酵素が不足すると言われています。
代謝に使われるべき酵素が消化酵素として消費されるためです。
代謝酵素がつかえなければ、代謝できなくなり体のメインテナンスができなくなります。この結果、自然治癒力も弱まり老化も早まります。
腹八分目を基準として、6大栄養素を上手に組み合わせてバランスのとれた食生活を送りましょう。
【6大栄養素】 3大栄養素は食物中に含まれる身体に必須の成分のうち、炭水化物・たんぱく質・脂質の総称。5大栄養素ではビタミンとミネラルがこれに加わり、6大栄養素では食物繊維もしくは水が加わります。
野菜は血液をきれいに保つといわれていますね。
実際に、野菜を食べると血液の循環を改善し、消化や代謝を促し、免疫力を向上し、自然治癒力も期待できます。
病気の予防効果も高めることができます。
野菜もしっかり食べて、バランスの良い食事で6大栄養素をとって快適に暮らしましょう。
もうすこし若く見える人のお話をします。。なぜでしょうか?
その原因は、細胞内の小器官・ミトコンドリアにあることをが、分子細胞生物学の太田成男日本医科大教授の研究で明らかになりました。http://www.nhk.or.jp/bakumon/previous/20110118.html
全ての物質は全て原子からできています。原子は原子核を中心にその周りを電気的に負(マイナス)に帯電した電子が回っているという形で現されます。
通常、電子は一つの軌道に2個づつ対をなして収容されますが、一つの軌道に電子が一個しか存在しない「不対電子」を持つ原子または分子が発生する場合があります。これをフリーラジカルと定義します。
フリーラジカルは日本語に直訳すると自由な過激分子ということになります。フリーラジカルの代表は活性酸素で、老化やがんはフリーラジカルの障害に起因しています。
つまり、ミトコンドリアを増やし、体内のフリーラジカルを減少することが、老化とともに癌を抑制することとなります。
ミトコンドリアとフリーラジカルはシーソーの関係にあります。つまり、ミトコンドリアが増えるとフリーラジカルが減少し、ミトコンドリアが減少するとフリーラジカルが増えます。
本題にもどりますと、ミトコンドリアの機能をアップするためには、ネギ類(長ネギ・万能ネギ・タマネギ)と発酵食品(赤ワイン・甘酒・酒粕・糠漬け)を採りましょう。
新鮮で(酸化していない)旬の食材を、腹8分目にいただくことでミトコンドリアは増加します。少し空腹の方がミトコンドリアは増えるのです。
さらに、老化を防ぐためにはサーチュイン遺伝子を活性化させることです。
サーチュイン遺伝子は長寿遺伝子または長生き遺伝子、抗老化遺伝子とも呼ばれ、その活性化により生物の寿命が延びるといわれます。
サーチュイン遺伝子は飢餓やカロリー制限によって活性化されるほか、赤ワインに多く含まれるポリフェノールによっても活性化されます。
腹八分目は長く快適に人生を楽しむための秘訣なのです。
※ポリフェノールについて追記いたします。
ポリフェノールは多くの食材に含まれており、その種類は数百種類に上ります。
たとえば、緑茶にはカテキンと言うポリフェノールが多く含まれています。
ブルーベリーや赤ワイン・茄子やサツマイモに含まれているのはアントシアニンです。
このアントシアニンには強力な抗酸化作用があり、ガンや痴呆症、老化防止にも高い効果を発揮するとともに眼精疲労の予防や改善、視力の向上にも効果が高いことで知られています。
大豆に含まれるイソフラボンも有名なポリフェノールです。
カテキンもアントシアニンもイソフラボンも食物の色の濃い所に多く含まれています。サツマイモやナスであれば皮の部分をしっかり戴きましょう!
生姜にはショウガオールというポリフェノールが含まれています。
また、近年よく知られるようになったウコンは、ショウガ科ウコン属で、生薬として知られている他に、カレーの香辛料などにも使用されています。ウコンには、クルクミンが多く含まれています。
ゴマにはポリフェノールのリグナン(セサミン、セサモール、セサミノール、セサモリンなど)が多く含まれています。
ゴマのリグナンは、イソフラボンと同様にエストロゲン、つまり女性ホルモンに似た働きがあります。
ココアやチョコレートの原材料であるカカオには、カテキンやフラボノイドが多く含まれています。
蕎麦には、ルチンが多く含まれています。ルチンは、フラボノイドの1つである「ケルセチン」で、血管補強剤、毛細血管性止血剤として医薬品して使用され、高血圧や狭心症、動脈硬化や脳梗塞などの治療に使われています。
イチョウの葉には、フラボノイドとギンコライドが含まれています。特に、ギンコライドは、イチョウの葉にしか含まれていない成分です。イチョウ葉は、強アレルギー物質も含まれているので、食材としては適していません。したがってイチョウ葉エキスのようにサプリメントで摂取しましょう。